2020年のはじまり。これからのカタチ。
2010年。
日本を訪れる中国人団体観光客をあちこちで目にするようになり、色々な分野の方から中国に関する相談を受けることが増えていた頃。日本人に「中国」をもっと身近に感じてもらいたい想いから始まった『Liuちゃんのゼロから始まる中国語』イベント。
回数を重ねる中で、それが日本に住む中華圏の方々と日本人を繋ぐ【日中語学交流イベント】へと育っていきました。
そして、交流イベントで出会った外国籍の友人や、通訳の現場で一緒に働いていた外国籍の同僚の日本での出産、育児の様子を目の当たりにして、ずっと感じていたものの改めて痛感した『日本で暮らす外国人』が直面する問題。
2016年。
分かりやすい「目指すカタチ」を作って、日本で暮らす外国の方へ心を寄せる活動をしていきたいと言う想いで『WeiNi(为你)』と名付けたこのホームページを作りました。
それから4年・・・・
正直、私自身、外国人のお母さんの為の活動は全く展開できていません。ただこの4年の間に日本で暮らす外国人のお母さんの為のコミュニティ・イベントは見違えるほど増え、心を寄せて活動している方が増加しているのは顕著に見て取れます。
そして・・・
普段の私の仕事は「日本で暮らす外国人の方」ではなく、「日本へ観光へ訪れる外国人観光客」に対するプロモーションを主として行なっていますが、この『インバウンド業界』と言われる業界内では、そもそも外国に接点を持っていなかった日本の方が、『日本目線だけの一方的なプロモーション施策』を行い、それがうまく行かず嘆いている場面を見ることがしばしば。勿論、誠実に取り組んでいる方もいらっしゃるので一概に言えませんが、プロモーションを行う上で、外国人『観光客』だけにクローズアップし、『日本で暮らす』外国人へは経済効果面を考えると二の次、三の次のように後回しにされがちな傾向は、少し短絡的な考えではないかと感じています。
多分、インバウンド業界に身を置いているからこそ、感じているのかも知れません。
日本で暮らしている外国人の人たちがどれだけ発信の力になっているか。
目の前の数字しか判断基準がないようでは、この「ヒトを介して発生する発信力」を見るのは難しいかも知れません。
これからもデジタルプロモーションは効率よくリーチ出来ると言う理由で、ますます発展していくのは間違いありません。でもだからこそ、この10年ヒトと会って、時間を重ねて来て得てきた『ヒトの力』『ヒトを介して生まれること』への想いを信じて、心を寄せる活動をこれからも展開していきたいと思っています。
多様性を認め合って、尊重し合う中で、日本らしい『日本の良さ』を国籍を問わず共有していきたい。
みなさんのお力をお借りしながら、今年は一歩進んでいきたいと思ってます。
どうぞ宜しくお願いいたします。
WeiNi Liu Shangmei
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